今回はそんな悩みを解決できるかもしれないお話です。
昔から自分は「頭が良くなりたかったら本を読め」を言われてきました。まだガラケーの時代です。(ガラパゴスケータイ、折り畳み式携帯のこと)
昨今はスマホがスタンダードになりましたが、相変わらず「本を読め」と色んな成功者が語っています。
またスマホやPC画面などブルーライトが多く出るものは、寝る2時間前からやめるべき、ともいわれます。
これらを組み合わせ、夜寝る予定時刻の2時間前に紙の本で読書をする、という実験をここ数か月間やってみました。
結論としては、若干寝起きが楽になったかな?と感じますが、まだまだこの程度ならスマホ見てても別にいいかな、と思えるくらいです。
読書に関しては可もなく不可もなく、少なくとも知識が身についているでしょうから、悪くはない、といった感じでしょうか。
最近は電子書籍も購入することが増えたので、スマホを見ないと読めない本もあります。なのでこの結果ならスマホで見てもいいかなと思い始めている。そんな段階です。
問題は時間帯?
とはいえ紙の本での読書が好きな私は「じゃあ朝なら劇的な改善があるかも」と朝起きて30分くらいを読書にあてはじめました。
余談ですが私が中学生のころに「朝の読書習慣」という時間があり、朝に学校に持っていく本を選んでいた思い出があります。
読書が好きになったきっかけということもあり、「朝ならもっとよみやすいかも!」という期待がありました。
そんなノリで朝の30分読書を数日前から始めたのですが、これはもっとキツかった!
元々朝起きてソシャゲのデイリーなどをこなしていたのですが、その禁断症状を抜きにしても、
夜の読書と比べても内容が頭に入っている気がしません。これはどういうことなのでしょうか?
今読んでいる本はビジネス新書だったため、本を変えてみたり、英単語の学習にしてみたり、拒否感の少ない読み物を探しました。
結果、以下のような考察にたどりつきました。
- ストーリー性のある本(漫画も含む)
- 単語帳などの内容が複雑でない本
は、かなり読みやすく
逆に
- ビジネス書などの頭をフル回転させて読む本
はすこぶる読みにくかったです。
ビジネス書は夜のほうが読みやすかったと肌で感じるほどです。
なぜ時間帯によって読みやすい本に違いが出るのでしょうか?
単純に寝起きで頭が回らないから、だと理由として弱い気がしたので、心理学的な裏付けに助けを求めました。
夜なら難しい本が読める心理学的要因とは
それは認知リソースの違いです。
心理学的な要素として「人間が選択できる回数は限られている」ことがよく言われます。
意識、無意識にかかわらず人は一日に何度も選択をしていて、3万回以上も決断をしています。
しかし人間の認知リソースは限られており、重要な決断を何度も繰り返していると「選択疲れ」が発生します。疲れると人間はミスをします。
マルチタスクが要求されやすい現代において「選択疲れ」は体感しやすくなっていることでしょう。
- 朝は脳がリフレッシュされていて、浅く広く物事を受け入れやすい。
- 夜は「選択疲れ」が出ている一方で、集中力が一点に向きやすいとも言われており、
論理的・静的な読書に適する人もいます。
朝型・夜型のタイプにより情報処理能力のピークタイムは変わります。
夜に集中しやすい人は、私とは真逆の本の読み方をする方が良いかもしれません。
結論:本を読むタイミングも大事。
一概に本を読めと言っても、ジャンルによって読みやすい時間帯は人それぞれあるようです。
「本を読みたいけど続けられない」そう思っていた人も、今回の記事を読んで「自分がジャンルごとの本が読みやすい時間帯はいつだろう?」と考えていただけたら幸いです。読む本をとっかえひっかえしてみてください。
ジャンルも自分が読みやすい本は朝に、難しい本は夜に、など分けてみるとより良いかもしれませんね。みなさんの読書習慣が続けられるよう、私も自分自身を使って実験を続けます。
今回も読んでいただいてありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう。
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