今回の記事は「時代の流れ、これから求められる力」のお話です。
・客観から主観の時代へ
たとえば
1+1の答えはみなさんわかりますよね。
そうです。2です。
これは客観的に明らかですよね。では次の問題はどうでしょうか
aを正の実数とする。座標平面において、放物線C:y=x二乗上の点P(a,a二乗)におけるCの接線と直交し、Pを通る直線をlとおく。lとCの交点のうち、Pと異なる点をQとおく。
(1)Qのx座標を求めよ。
いかがでしょうか?こちらは2025年東京大学(文系)の前期日程の問題になります。
問題集ではないので解答は省きますが、この問題にも客観的に正しいと言える答えがあります。時間のかかり方に差はあるかもしれませんが、人に聞いたり、検索したりと、どんな手段でも使っていいなら誰もが答えが出せると思います。しかし大事なのは答えが出せることではありません。
断言します。これからの時代にそんな客観的な答えを導く力は求められなくなります。
原因はそう、AIです。
ChatGPTに上の問題を聞いてみると、一瞬で解答がでてきます。東大クラスの問題もお茶の子さいさいというわけです。
客観的な答えは、人間が出すまでもない時代が近づいています。
私たちの努力は不要なのでしょうか?
頑張って勉強して、優等生にることは無駄なのでしょうか?
僕の答えはNOです。
・だからこそ、主観。
1+1に戻ります。
これを客観的な回答をすると2ですが、主観的な回答を考えると3でもいいはずですよね。なんたって主観的ですから。
1を2つ用意したら2になるなんて原理原則に従ってやる必要はありません。
僕の小学生時代に流行ったものの中に「いじわるクイズ」があります。
「1+1=」の答えは?と聞かれたときに「2」と答えるとブー!と言われました。「正解はたんぼの「田」でした~!」
「なんじゃそりゃ!」
初めて引っかかったときの素直な反応です。そしてAIも、きれいに引っかかってくれます。
時代は主観へ
客観的に答えを導く思考も大事ですが、「答え」なら先に示した通りAIが一瞬で出してくれます。
僕が伝えたいことは、皆さんもうっすら感じているはずです。AIを誰でも簡単に利用できる時代になります。流れはもう止まりません。AIに出せない答えを出せる人間が求めらえることは必然といえるでしょう。
今後私たちは。AIに出せない「答え」を出していかないといけません。
難しくはありません。誰でもできます。ヒントは小学生でも出せる主観的な「答え」の中にあるのです。
主観的な思考を始めましょう。AIに無い力を人間に求められる時代がすぐそこに来ています。
ここまで読んでくださってありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう!
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